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りくとレオのタイムカプセル

りくとレオのタイムカプセル

カズ

2005-12-16 21:59:34今回は自分の大好きなサッカー、それも尊敬しているカズについて。

三浦知良。知っていますか?カズは1967年2月生まれの現在38歳でもうすぐ39歳。人は彼をキング・カズと呼びます(記憶しているなかでは1992年に行われた広島アジアカップで優勝してから)。得点の際に踊る「カズダンス」は有名ですよね。よくマネをしたものです、得点を決めなくても(;_;)
2005-12-16 22:00:16
彼は名門中の名門静岡学園高校1年時に中退し、ブラジルに単身留学しました。今でこそ、ブラジル単身留学は当たり前で多くの若き夢見るプレーヤーが海を渡っていきますが、当時はありえないことでした。その厳しい状況下、サントスという名門クラブでレギュラを確保しました。そこまで行くにはそうとうの苦労がありました。「日本人にはサッカーは無理」なんて言われてもいました。後の1990年に日本に帰ってきて、読売クラブというクラブに加入しました。我が清水エスパルスに!なんていう話も少しあったのですが(>_<)。彼は「自分が日本をワールドカップに連れて行く」と堂々と発言するふてぶてしさもあり批判する人もいましたが、私にとっては、それがすごく頼もしかったです。しかし残念ながら、帰国当時のカズは、ひいきめに見てもそれほどすごいFWとは言えませでした。確かにボール扱いは日本一だったかもしれませんが、足が遅い事もあり必ずしも突破力は優れていなかったし、無駄な?フェイントで攻撃のリズムをしばしば壊してしまうと批判もされました。しかし、カズは弱点克服のため帰国後、上半身を見違えるほど鍛え上げ、敵DFにフィジカルで負けなくなりました。その結果、カズは非常に精度の高いシュート力を持つ選手に成長して92年のアジアカップ優勝に大きく貢献しました。
2005-12-16 22:01:00
93年には「ドーハの悲劇」でW杯出場を逃し、98年にはW杯開幕を前にして直前でメンバーから外れました。そのときのインタヴューを今でも忘れません。直前で外されたのでさぞかし悔しいだろうに、どんな文句も受け止めようと思っていました。しかし「魂だけは置いてきた」と言ったのでした。「もーーー」そんな・・・泣かせるなよ。なんでそんなに前向きなの?泣きました。それから94年の日本人初のイタリアセリエAジェノア移籍。十分な働きができませんでした。多くの悔しさを味わっても、カズは振り返ることはしないのです。常に前向き!それが、カズのすごさ、偉大さです。
そして今週、初めて臨んだFIFA主催の世界大会。ユース代表の経験もなく、W杯出場もいまだに果たしていないカズにとっては、初の「世界デビュー」でした。それも38歳にして。サッカー界のみならずスポーツ界でも異例の遅咲きデヴューです。試合後「前半に点を取っていれば…」と。完敗したのならまだしも。だからこそ、悔しさは絶対あったはずです。それでも「負ける時はこんなものでしょ」と、笑みを見せて言いました。「悔しい」という言葉は、最後まででてきませんでした。決して後ろは振り返らないカズ。
現在38歳。プロクラブ13チーム目。折り返し地点はとっくに曲がりました。。回復力も落ち、ピークが過ぎていることも否めません。でも「まだ強く、まだうまくなれる」と口癖のように言います。口だけではないはずです。体脂肪率は10%ちょうどだそうです。「これ以上だと体が動かないし、これ以下だと当たりに耐えられない。僕の年齢のサッカー選手にはベストだと思う」と。食事に気を付け、筋肉のケアに時間を割く。「まだまだ」の気持ちが、彼を支えています。
試合は負けたけど、それでも「次の試合があるから」と言って「それが終われば次、そしてまた次」と。常に終わったら、「次」と言うカズ。まだまだ選手人生は、終わりそうもありません。
今日シドニーFCでのラストマッチ。次はどこへ行くのだろう

12月16日 2005年
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